中国初の国産旅客機、「中国産」と言い切れない理由
CNN
https://www.cnn.co.jp/business/35204898.html『中国政府は同機を国産大型旅客機の第1号と位置付けている。海外航空機メーカーへの依存を減らすために、中国政府が大々的に展開する「中国製造2025」政策の旗頭的な存在だ。
だがC919は、技術革新における中国の国際的地位を強化するどころか、欧米依存から抜けきれない状態を象徴していると専門家は言う。
その理由は、機体に使われている部品の大多数が海外製で、それも欧米からの製品が大半を占めているからだ。中国の国営メディアは同機の部品の約40%が輸入品だと報じているが、実際の数字ははるかに上回ると専門家は言う。
航空機メーカーが機材を世界中から調達するのは珍しくないが、「C919が他と違うのは、飛行に必要な部品のほぼすべてが中国製でないという点だ」。こう語るのは、中国の数十年規模の旅客機開発計画を2年にわたって調査したチームのリーダー、スコット・ケネディ氏だ。』